産婦人科が足りない

産婦人科医をめぐる問題の筆頭に挙がるものといえば、産婦人科医の不足問題です。

絶対数が大幅に足りないという深刻な事態となっていて、妊婦さんが救急で搬送されても、受け入れ先となる産婦人科がないということが起こり、その結果母子のどちらか、もしくは最悪の場母子の両方が命を落とす結果を生むこともありました。

それにより社会的問題となり、マスコミでも大々的に取り上げられるようになりましたが、依然として産婦人科医の不足問題は続いています。

このような現状となるに至ってしまった原因としては、大まかに分けて次の2つが挙げられます。

<訴訟率の高さ>産婦人科は、他の診療科と比較すると圧倒的に訴訟率が高くなっています。

医療訴訟全体では、全体の25%前後を内科が占めており、続いて20%が外科、産婦人科は外科医に次いで13%の訴訟率となっています。

そして医師1,000人当たりに対して訴訟を起こされる割合を見てみると、産婦人科は最大の約12件となっています。

つまり、訴訟率自体は医療全体から見れば多いものではないけれど、医師数から見たら、非常に多くの訴訟を起こされているということになります。

なぜ産婦人科には訴訟率が高いのかというと、今や妊娠や出産は絶対的に安全なものという観念が一般的になってきているからです。

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